近藤 鋼一郎 個展 
    - 桜 -







会期=2012年5月14日[月]-5月19日[土]
会場=表参道画廊
時間=12:00-19:00(最終日17:00まで)











 “ 山高神代桜 ”と呼ばれる老樹を取材した。
北杜市実相寺境内には、樹齢二千年とも云われる、国内では最も
長寿の桜の巨木がある。

 昨年2月、東京にも大雪が降った日から桜の写生を始めた。そして、
3月11日の大震災が起こる。車の燃料が調達出来なくなった数日間な
ど、中断を余儀なくされる時もあったが、4月半ばの満開を見るまで
通うことが叶った。

 被災地の状況は映像などで毎日伝えられていたが、距離を置いて眺めている自分にとっても、地震による心の揺れは大き過ぎて、雲のように拡がった不安や悲しみの、終わりを掴まえることは出来なかった。
 
 古典から現代まで、日本の絵画には桜の描かれた名品は数多い。
それらの後に、日本画の絵具を使い、今日の自分は何を繋げていける
のだろう。

 不意に浮かんできた「桜を描きたい」という気持ちは、「いま、
描かなければならない」という自覚へと変わってきてはいる。
 
 何枚の花弁を描けば赦されるのだろうか。
噎せ返るような花の下で、この花弁を全て受けとめたいと願った。 









「神代桜」左隻 157x162cm 絹本膠彩 2012





「神代桜」右隻 157x162cm 絹本膠彩 2012












□近藤鋼一郎   Kouichiro Kondo


1964 愛知県生れ
1990 武蔵野美術大学大学院日本画コース修了
    近藤鋼一郎・笠原理恵展(新橋ギャラリースペース21)
    創画展初入選
1991 夏展(武蔵野美術大学大学院90年修了生による、95まで)
1992 春季創画展初入選
1995 山種美術館賞展
1996 美の予感展(高島屋)
    東京日本画新鋭選抜展(98 01 愛媛 大三島美術館)
1998 個展(国立 ガレリア・ラセン)
    春季創画展 春季展賞
1999 文化庁芸術インターンシップ研修員
    橋の会(武蔵野美術大学日本画学科卒業生による、
                03まで 日本橋高島屋)
2000 個展(銀座 みゆき画廊)
2005 菅楯彦大賞展(倉吉博物館)
2008 3人のしごと
   (関田比佐子、毛利やすみ、近藤による、銀座 みゆき画廊)
2010 個展(銀座 みゆき画廊)
 


















 


会場風景