板東 尚武 写真展 

             「水の余音」

   


 



会期=2018年6月4日[月] - 6月9日[土]
会場=表参道画廊
時間=12:00-19:00(最終日17:00まで)
   


      




  昨年の春、桜満開のころ。
 前夜の大雨も翌朝にはあがり、豊橋在住の友人と渥美半島を回ること
にした。街道から外れること5分、遠州灘の広がる海岸に出た。砂浜はすっかり乾いているものの、ふとある個 所に目をやると、抽象絵画のような紋様がくっきりと現れている。昨夜の雨の悪戯か……。
その、沈黙した水の正体に刺激され、夢中でシャッターを切った。

 高知で仁淀川を訪ねた折のことである。
 仁淀ブルーを見に行く途中、高知特有の沈下橋のたもとで車を停めた。1人の老人が杖を手におぼつかない足 どりで橋を渡っている。黒澤明のワン・シーンを思い出しながら、声をかけた。「この川を渡ると、なぜか元気 が取り戻せるんだよ」という。老人と川はどんな語らいをするのだろうか。
 沈黙する水と 語りかける水。

個展6回目の今回はこれをテーマにして、モノクロームの映像で構成した。 今後のエチュードとしてとらえて いきたいと思う。ご覧いただければ幸いです。



撮影場所:渥美半島(愛知)、仁淀川(高知)、松本市(長野)、東京
カメラ:LEICA MP.  NIKON F.  NIKON FM.  RICOH GR1.
FILM:  TRI-X400.













■板東尚武
写真関連プロフィール
  日本写真協会(PSJ)会員・1942年生(東京)
  1984年  2人2日展(写真と染色)赤坂フラルプラザ
  1994年  個展「さよなら光が丘」銀座コダックフォトサロン
  1994年〜2018年  DNP写讃会展に16回出品
  1996年  第21回JPS(日本写真家協会)展2作品入選(5枚組作品)
  2010年  個展「光と影のウォッカ」ギャラリーE&Ⅿ 西麻布
  2012年  個展「光と影のウオッカ」フォトサロン サン・ルウ(名古屋)
  2013年  個展「望郷桜・東京桜」 せん百堂画廊(上野)
  2013年  個展「苑誘」表参道画廊 (神宮前)








渥美半島