剣持 和夫 展

 
 
ドローング ・写真・模型・オブジェ& 公開制作

会 期=2018年8月27日 [月] - 9月1日[土]
・日休
会場=MUSEE F+表参道画廊(公開制作)
時間=13:00-17:00


インスタレーション

会期=2018年9月3日[月] - 9月15日[土]・日休
会場=表参道画廊
時間=12:00-19:00(最終日17:00まで)
 

  
レセプション:9月3日(月)18:00~19:30
企画:竹下都+表参道画廊      




 

アーティスト・ステートメント

時間を探る、限られた時間の中での作業はとても気持ちがよい、それで全てが集約できるわけでもないが次の時 間(表現)への計画が立てやすい。今回は都市・大地・自然・植物・四季・天空・労働・暴力・生命・輪廻・時 間・地球・宇宙・夢など「取り留めもない問題」を見える形にして展示できれば良いと思っています。
                                                           剣持和夫







近年80年代の美術の検証が行われています。本年は、金沢21世紀美術館から巡回する『起点としての80年代』 が7月から、11月からは「ニューウェイブ 現代美術の80年代」が国立国際美術館で開催されます。剣持和夫は80年代の作家かと問うと、自身の原点は70年代ですねと答えが返ってきました。確かに そうです。70年代に村松、田村、ときわ,真木画廊などでコンセプチュアルなインスタレーション作品を精力的に 発表していました。

グループ展に選出され始めた80年代から90年代にかけて、サイトスペシフィックな大型のインスタレーションを 展開。同時に欧米からの日本現代美術の調査も始まり、日本の現代美術を紹介する海外展にも参加しました。バブル 景気で日本中が湧いていたこの時代とは対局の、剣持が提示した深い色のインスタレーション作品は、作家のそして 鑑賞者の記憶を呼び起こす、始原的な強い造形でした。86年89年の佐賀町エキジビット・スペースでの作品は、 とりわけ忘れられない空間…そう、一言では言い表せない、場に立った時の濃密な作品との時間を体験させてくれま した。

2000年に入ってからは、グループ展での屋外作品や、展示空間から飛びだした温室などでの作品の中に、以前に は見られなかった明るい色が出てきています。より自然に近づき大地の声を聞く可視化された作品群からは、滅びゆ くものへの温かい作者のまなざしを感じ取ることができます。現在、小田原のみかん園に自身作のスタジオを作り、 そこで生まれた作品が今回の画廊空間に現出します。

剣持作品の真髄は、完成した作品より制作の過程にあるように思います。今回画廊の協力を得て、2週間の表参道画 廊での展覧会の前にMUSSE Fにてドローイング、写真、模型、オブジェを発表します。また表参道画廊では公開制作が行われます。限られた日時ではありますが、作家が常に在廊し、制作 を公開できるのは剣持和夫との対話の良い機会と思います。ぜひご高覧いただけますようお願いいたします。

                     本展企画 竹下 都












■剣持和夫(けんもち かずお)略歴

1951年 神奈川県小田原市生まれ
1975年 日本大学芸術学部美術学科油絵卒業


<主な個展>
1973、74 サトウ画廊 / 東京
1973 村松画廊 / 東京
1973、74、77 田村画廊 / 東京
1974、76、77、78、ときわ画廊 / 東京
1975、76 真木画廊 / 東京
1976 ギャラリーU / 名古屋
1980 ギャラリー マイヤー ハーン / デッセルドルフ、西ドイツ
     ギャラリー ディオプトル / ジュネーブ、スイス
1981、82、83、84、インデペンデント・ギャラリー / 東京
1984 駒井画廊 / 東京
1985 コンセプトスペース / 渋川
1986、89 佐賀町エキジビットスペース / 東京
1993「第5回 朝倉文夫賞 剣持和夫展」(台東区旧下谷小学校講堂/東京)
1995「剣持和夫展」(徳島県立近代美術館 / 徳島)
1999 真木・田村画廊 / 東京
2008 プランB / 東京


<主なグループ展>
1984「環境と彫刻 / びわこ現代彫刻展」(守山市第2なぎさ公園 / 滋賀)
1987「アートドキュメント’87」(栃木県立美術館 / 栃木)
1988、89「白州・夏・フエステバル’88 ’89 風の又三郎」/( 山梨)
1989、93、95 「第13・15・16回 現代彫刻展」(宇部野外彫刻美術館 / 山口)
1989「鉄の彫刻展 千葉 ’89−都市と人間鉄との対話」(千葉)
「第6回牛窓国際芸術祭」(岡山)
1990「観念の刻印1990日本の版画・写真・立体」(栃木県立美術館 / 栃木)
    「空間とドローイング」展(佐賀町エキジビット・スペース/東京)
1990−91「プライマル スピリット 今日の造形精神」(ハラ ミュージアム アーク / 群馬、ロサンザルス カウンティ美術館、シカゴ現代美術館、フォートワース近代美術館 / アメリカ、カナダ近代美術館 / カナダ)
    「80年代日本現代美術展」ドイツ、オーストリア巡回
1991「メトロポリス」(マーチン・グロビウス・バウ / ベルリン)
     「構造と記憶 / 戸谷成雄・遠藤都利克・剣持和夫」展(東京都美術館 / 東京)
1993「第5回富山国際現代美術展」(富山県立近代美術館 / 富山)
1997「時間/視線/記憶90年代美術にみる写真表現」(東京都現代美術館 / 東京)
1999「熱海ビエンナーレ」(静岡)
2000「月下美人 剣持和夫・西山真実」展(ギャラリー現 / 東京)
    「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2000」(新潟)
2002「大分現代美術展2002アート循環系サイト」(大分市美術館 / 大分)
2006「あしがら里山アート展」(神奈川)
2008「ダンス白州2008」(山梨)
2009「大地の芸術祭妻有アートトリエンナーレ2009」(新潟)
2010、11、第3・4回柳瀬荘アート・教育プロジェクト / 所沢
2012「N+N展2012 触れる−感覚のレッスン」(練馬区立美術館 / 東京)
2013「3331 ART COLLECTION FAIR」/ 東京
2018「アートを発信するー原美術館発国際巡回展の軌跡」(ハラ ミュージアム アーク/群馬)



<パブリック・コレクション>
青森市
宇部市
大分市
大阪市
小田原市
黒部市
台東区
千葉県
東京国立近代美術館
東京都現代美術館
原美術館
府中市美術館







1986年 剣 持和夫展 SAGACHO EXHIBIT SPACE





2006年 あしがら里山アート展  神 奈川




2006年 あしがら里山アート展  神 奈川






           


2008年 ダンス白州2008 山梨





2008年 ダンス白州2008 山 梨