東京写真月間2018
小原真史(キュレーター) 企画
 
 鶴崎燃 写真展
 「海を渡って 日本へ/ 日本から」  


 



会期=2018年5月21日[月] - 6月2日[土]
会場=表参道画廊
時間=12:00-19:00(最終日17:00まで)
   



      




 

 政治的、経済的な理由によって郷里を離れざるをえなかった人々が
いる。彼らは国境や海を超えて新天地へと渡航し、「外国人」や難民、
移民として生きる道を選んだ。鶴崎燃は異国の地で根を下ろし、たく
ましく生活する人々や彼らが暮らす街の風景をドラマティックに捉え
ている。いや、個人ではいかんともしがたい時代の流れに翻弄されな
がらも、しなやかに生きる姿が既にドラマチックなのであり、鶴崎の
レンズは彼らの生のドラマを丁寧にすくい取っているのだ。満洲、ミ
ャンマー、ブラジル、そして日本。これらの写真は広大な空間と時間
を対象にしながら、海を渡った人々を追った旅の記録であり、苦難を
乗り越えて生きる人間への賛歌でもある。
                                                    小原真史(こはら・まさし)






海を渡って 第3部ブラジルより(名古屋市)





海を渡って 第3部ブラジルより(サンパウロ州、グアインベ







■鶴崎燃(つるさき・もゆる)

1975 年愛媛県生まれ。愛知県在住。中部大学土木工学科卒業。
2003 年名古屋ビジュアルアーツ写真学科夜間部卒業。
2004 年より写真家・大石芳野氏の助手を務める。
2011 年からはフリーとして活動し、現在は名古屋ビジュアルアーツ写真学科長を務める。

主な受賞
2009 年、第11 回三木淳奨励賞。
2015 年、第13 回ビジュアルアーツフォトアワード大賞。
2017 年、日本写真協会新人賞。

近年の展覧会
2016 年、「海を渡って-日本× ブラジル-」銀座ニコンサロン。
  「テグフォトビエンナーレ2016 」韓国・テグ芸術文化センター。
2017 年、「フォトフィーバー2017」パリがある。

清里フォトアートミュージアムに10 点の収蔵作品があり、
写真集に「海を渡って」(赤々舎)2016 年2 月刊行がある。