坂口寛敏 個展

   Soup for Pascal


 



会期=2018年10月15日[月] - 10月20日[土]・日休
会場=表参道画廊
時間=12:00-19:00(最終日17:00まで)
レセプション=10/15(mon) 18:00-19:30
   


      




  パスカル(Blaise Pascal )が生きた17世紀は、近代思想と科学が理性の光に向かって扉を開いた時代だった。ガリレオ、デカルト、そしてパスカル・・・。かれらによって求められた のは、古代〜中世の静的宇宙像の均衡を破る、あたらしい力学的な宇宙像だった。・・・「人間は 考える葦(あし)にすぎない」という言葉は、熱烈な信仰のこころと科学の精神を架橋して、〈愛 の幾何学〉に宇宙の深遠をパンセ=思索した人の声だった。ニーチェは、パスカルの『パンセ』を 「血で書かれた書物」と呼んだ。坂口によるPascalへのオマージュは、沈黙のフィールドか ら「焦土に芽ぶく新芽のように」発生し、響き合う空間を描き出す。 
 
 
            2010年    鷹見明彦(美術評論家)





 表参道画廊での個展は2006年、 2010年、2013年、2016年に
次いで今回で5回目となります。

ここでは表参道画廊の特質である静かに鑑賞できる地下空間に
大型の抽象絵画を中心に発表してきました。

私は、平面に身体全体を使って単色彩を薄く塗り重ね、そこに
発生する伸び縮みする絵画空間に様々なイメージを溶かし込みます。

私はこの時間軸を往還する平面とのやり取り、またその伸び縮みす
る空間の深さをも往還する行為を絵画空間と捉えています。


                                       2018年                 坂口 寛敏












■坂口寛敏 (Sakaguchi Hirotoshi)

1949 福岡市生まれ
1975 東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修了
1976-84 西ドイツ滞在 ミュンヘン美術アカデミー絵画科卒業
1992-2017 東京藝術大学美術学部油画教授する
2017- 東京藝術大学名誉教授

展覧会   
2018 「シロイルカの森」 真壁庭園森のオープンギャ 
   ラリー
2017 2012 2009 2006  個展 ギャラリー58 東京
2017 個展 上野ステーションギャラリー
2017  退任記念展「パスカル 庭・海・光」 東京藝術大学美術館
2016 2013 2010 2006 2002個展 表参道画廊 東京
2015 2010 2005 「書・非書―中国杭州国際書道芸術展」中国美術学院美術館 杭州 中国
2014  個展 ars gallery  東京 
2012 2006 個展 ギャラリーとわーる 福岡
2012 「紙非紙」中央美術学院美術館 北京
2010  個展 E&Cギャラリー 福井
2009 「異界の風景」 東京藝術大学美術館 東京
2007 「プライマリー・フィールド」 神奈川県立近代美術館 葉山館
2007  個展「パスカルの庭」渋川市美術館・桑原巨守彫刻美術館 群馬
2006 「記憶・美術」小海町高原美術館 長野
2006 2003 2000 「越後妻有アートトリエンナーレ」 新潟
2005  個展 ギャラリー櫟 東京
1999 「第18回現代日本彫刻展」 宇部 山口(東京国立近代美術賞受賞)
1997 「INSIDR Exhibition」 カッセル ドイツ
1997 1993 個展 村松画廊 東京
1996 「移項−ハンブルグ現代日本美術展」 ハンブ
    ルグ市立カンプナーゲル・K3 ドイツ 
1995 「介在する表現―紙」 山梨県立美術館
1994 「ファーレ立川アートプロジェクト」 東京
1990 「渋川・現代彫刻トリエンナーレ’90」 渋川市総合公園 群馬
1990 1988 個展 ヒルサイドギャラリー 東京
1989 「白州・夏フェスティバル」 山梨 
1988 1983 個展 コルドンハウス カーム市立ギャラリー ドイツ  



作 品 :絵画 インスタレーション 野外作品
収蔵作品:立川市ファーレ立川 ・新潟県十日町市中里ミオンの森公園 ・
               津山市グリーンヒルズ ・介護老人 保健施設シーダ ウォーク(杉並区) ・
               取手競輪(取手市) ・ 神奈川県立近代美術館 ・中村学園大学(福岡市)










「Field of Silence」坂口寛敏退任展風景 2017年1月 東京藝術大学美術館 








 「Field of silence 1,2,3,4」 2016年 193cm×130cm アクリル絵具 パネルに綿布