パリ
10月の天気のいいある日曜日に、FIAC (パリ現代アートフェア)に行ってきました。昔はグランパレで開催されていましたが、最近はスペースの関係でパリの南の
ポルト ド ベルサイユで10月に毎年開催されています。今パリはトラムウェイの工事で道路が狭くなっている関係で、
今回初めてバイクの後ろに乗せてもらって会場に行きました。天気がよくて、日曜日なのでとても快適。渋滞の中をジグザグに走って、到着。少し怖かったけれども、
時間と便利さをかんがえるとパリの乗物というのがわかる。
バーゼルの有名な現代アートフェアーに比べるとスペースも狭く、展示されているものも限られていますが、それでも数年前と比べるとかなりよくなりました。
世界中から来ているとは言いがたいけれども、日本や韓国のギャラりーも出展していました。バーゼルのように大きなきなインスタレーションがないけれども、小さくよくまとまっていました。
バーゼルと同じように確立された作家の作品を展示するギャラリーと新進作家を発掘するギャラリーと会場が分かれていて、スタイルが違うのでとても比べると面白い。
ただ新進作家の作品はばらつきがあって、いいものとよくわからないものがまざっているので、時間がかかります。
作品の中には遊べるものもあって、写真にあるような人の顔がゆがんで見える、レンズのオブジェがありこういうのはインテリアの一部か、
アートなのかよくわからないけど、アイディアは面白いとおもいました。もうひとつの写真の椅子はとってもすわり心地がいい。
フランス人の友人と出かけたのですが、ギャラリーのオーナーのご主人と話をしていて、彼がイスタンブールで初めて個展を開くといっていたので、
あなたもギャラりーのオーナーかときいたら、自分の祖父が画家だったとのこと。あとで聞くと彼の名はピカソ。こういうのはパリのアートの世界なのかな、と納得しました。
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