avr,2004
 




”SETSUZOKU”
パリ・ボザールと武蔵野美術大学の学生交流展
 










「SETSUZOKU/接続」は、パリ国立美術高等学校(ボザール)の学生と武蔵野美術大学(ムサ美)の学生たちが作りあげる展覧会。ムサ美の学生からの提案で、資料を見せあうことによってお互いに対する興味が湧き、このようなプロジェクトが始まったという。
昨年9月には日本、今回はパリに招いての展覧会。教授と学生は大学や学生のアパートに滞在し、数週間にわたり共同のワークショップを行っていく。世界共通のテクノロジー”マルチメディア”を専攻する学生達が、2つの文化の違いをアートという手段によって理解していくという試み。

今回のテーマは「ショッピング」。マルチメディアに限らずインスタレーションも多く、足袋を吊るしたり、ゴミの山があったり、ネオンの看板を撮った写真、賑やかな市場の声などもあり、とらわれることなく自由な雰囲気だ。中でも目立ったのは、子供サイズのシャツをラインナップした、ボザール留学中の和田牧子さんの作品。日本にもフランスにも束縛されない無国籍な感じが、軽やかで完成度のある作品になっていた。また、Chou Yu-Chengさんのテーブルピンポンは、思わず遊ぼうとする人を監視カメラで撮るというおもしろい仕掛け。山下かずみさんも防犯を扱った作品。(マネキンは日本から運んできたのだろうか?)フレンチコミック調で笑えたのが、Verena Schaukal さんのビデオ作品。牛乳パックのイラストの牛が、緑の牧草から丘、空、最後には自分も食べちゃうというストーリーだが、とってもチャーミングに仕上がっていた。
展覧会場が校内ということもあり、リラックスした手作り感覚。肩の力が抜けて元気の出る展覧会という印象だった。

上の写真は、セーヌ河岸のイベント船「BATOFAR/バトーファー」でのライヴ風景。留学生の和田さんと、森田さんが、会期中、日仏語でCDまで制作!ちなみに歌詞は、”ただのブタでもいいじゃない♪〜”とか。

出展者リスト:Iris Gallarotti, Julien Jassaud, Christophe Lemaitre, Vanessa Desclaux, Yoshi Inatsugi, Ayumi Morita, Pierre Guy, Chou Yu-Cheng, Celia Casagrande, Laetitia Soulier, Verena Schaukal, Eric Giraudet, Lea Lagasse, Sebastien Szczyrk, Makiko Wada, Yoko Mizoguchi, Kayo Fukuda, Kazumi Yamashita, Hiromi Hakuta, Junji Koyanagi, Haruma Kikuchi, Tomoya Ishigaki, Masayuki Shinchi, Yousuke Shinchi, Kumiko Idaka, Fusae Suyama, Shinya Misawa, Maki Fujishima, Yuichiro Matsuda.

SETSUZOKU #2 - SHOPPING !展 3月23日〜27日
http://campus.ensba.fr/setsuzoku/ http://www.musabi.ac.jp/setsuzoku/index.html
 

●amiart


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