fev,2004
 







アニーの決心

 


アニーは、52歳。南仏はカンヌの近くの街で、ご主人と2人、ずっとパン屋さんを営んできた人。こちらは、お昼になるとお店がきっちり閉まるのだが、昼食の後には、よくパステル画を描いたりして楽しんでいた。
アニー・シャップボー(Annie CHAP-VEAUTE)さんには、2人の娘さんがいて、それぞれにまた娘さんがいて、一見、幸せな若いマミー(おばあさん)。
そう、彼女がガンでさえなければ・・・。
42歳のときに、ガンが発見され病院に入った。当時同室だった患者さんたちは、もう全員、亡くなってしまったという。
でも、アニーは生きた。
小さい頃から好きだった絵を描くことに決めた。南仏のボザール(芸術大学)に入学して存分に絵を描きだした。まるで、新しく生きかえったように。
彼女のタッチはものすごくエネルギッシュだ。描くことはもう誰にも止められないし、描いた絵は彼女の人生そのもの。
そんなアニーが、今年はじめての展覧会を開催して、その後パリに来て、画廊を喜び勇んで訪ね歩いている。アニーは決めた。これからずっと絵を描いていくことに決めた。

 

●amiart


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