mai,2003
 






こども事情と、こどもアーティスト
 



     



     





こども天国。フランスの学校はどうしてこんなにもヴァカンスが多いのだろうか。10年住んでいても未だに馴染めない。9月に新学期が始まったと思ったらすぐ10月に秋休みが約10日間。それからクリスマス休暇が2週間。2月に冬休みが2週間。4月、春休みが2週間。これで既に7週間強。6月末で学年が終了するので、宿題のない夏休みがド〜ンと2ヶ月。中学と高校が一緒の学校になると、高校卒業試験が6月にあるから教室が使えないという理由で、6月にもう夏休みが始まってしまう。この場合丸々3ヶ月!合計すると1年に約5ヶ月もヴァカンス。1年の半分ちょっとしか学校へ行かないのだ。(言うまでもなく週休2日制)塾もあるにはあるのだが、重宝されていないというか興味持たれず、あくまでも休みは休み。しかし、学校の先生方は家での勉強が大切ですとおっしゃる。はたして自主性が出るのはその為か?勉強が好きな子供は問題ないのだろうが。。。

毎回ヴァカンスのオーガナイズは働く母親にとって悩みの種。田舎のおじいさん、おばあさんの家へという手段がある場合は良いが、そうでなければコロニーに申し込む。1ヶ月単位で自然の中へ送りこみボーイスカウトみたいにアウトドアライフを経験させたりする。また、1週間なり2週間なりの単位のオプションでアクティビテをさせる。これが結構重宝で、サッカー、テニス、ジムナスティック、水泳、絵画、粘土、焼き物等様々。町内、市内で運営するものがメインなので費用もお手頃である。

さて、春休みに娘が参加したボン・デシネ(マンガ)の教室は1日1時間半で5日間。7歳〜12歳の7人の子供が集まった結果、国籍もフランス、イギリス、ギリシャ、レバノン、日本とカラフル。「あっ!地球が動いた感じがしませんか、ようこさん。」で始まるそのマンガは、富士山がアフリカへ行ったり、レバノンのジュピター寺がロンドンへ行ったりするという、明るいコラボレーションだった。勉強も気になるけど、こんな風に国際平和的生活を送っているこどもアーティスト達が、きっと今より良さそうな未来を創ってくれそうだと、一安心するこの頃である。

 

●amiart


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